横恋慕


目が合うだけで、これは僕の自惚れ。

それなのに
兄と寄り添い歩く姿を見てはため息



少し話せただけで、気持ちも有頂天。

やっぱり
用も無いのに貴方の電話番号を見つめ続ける


捨てたつもりでも
何故か残っていて

紙に思う存分書いても
燃やせなくて



兄の手を離して、僕の手を取って下さいませんか。