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鳥籠の続きまたは番外編になっております。 鳥籠を読んでから鳥の籠を読むのをオススメします。
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籠の鳥


狂おしいほど愛おしいあの人。

この気持ちは数年前に変わったの。



私は元々財力のある家柄に生まれた。
そして今もそれを引き続いている。


私のお父様は厳しく、お母様はとても優しい人だった。
でも私はお父様にとても良く似ていた。


私が13の年を迎えるとき、お母様は私の弟を産んだ。
しかし、それと共にお母様は亡くなってしまった。


私は弟を責めたりしなかった。
むしろ可愛がっていたの。
でもお父様はあまり弟のことをみることは無かった。



それから12年後お父様は無くなった。
きっと財力目当てに狙われたのだ。



それから私は若い年ながらも家を引き継ぐことになった。
二人だけとなった私と弟は、山奥で湖の側のお屋敷に移住することになった。


「姉さん!!綺麗な場所だね。」
弟は湖と山の見晴らしにはしゃいでいる。

「そうね。でも飽きてくるかもしれないわよ?」


「いいんだ。こっちのが落ち着く。」
いつも笑顔でいるが、その裏側では寂しい思いばかりしてきた。
だからこそ、これからはそんな思いはさせたくなかった。



それでも、私は甘やかさなかった。


「何でダメなの!?」
「あなたは普通の家の人間じゃないの。
・・・いつ狙われるか分からないのよ。」


可哀想だけど、ここから出してあげられない。
それだけ私は弟に依存していた。


「姉さんが引き止めても、僕は出て行く!!」
そう言い窓のふちに手をかける。
飛び降りるつもりだ。

「何するの、飛び降りる気!?」
私が近づき腕を引っ張ろうとした瞬間、



弟は目の前から消えた。
落ちたのだ。

幸い、下は湖なので助かった。

でも、まったく助かったわけじゃない。






弟はまた一からの人生を歩むことになった。


「あ・・・れ・・・。あなたは誰ですか・・・・?」


その言葉を聞いた瞬間、悲しみが私を襲ったが、
また同時に希望も見えた。

記憶をうまく塗り替えれれば、
私から離れなくなる。


「私は瑛香。あなたは湖で倒れていたの。」

私は自分の名前を捨て、もちろん弟の名前も私が付けた。

数少ないお手伝い達にも協力してもらったのだ。



零が窓に手をかけた瞬間、フラッシュバックして記憶が戻ったのかもしれない。

だけど、私のところに戻ってくるだろう。


「それまでは自由にさせてあげる。」









「瑛香サマ、裸足で外に出られてどうしたのですか?」
一人の若い執事は急いで駆け寄ってくる。

それを見てもあまり興味のなさそうな女主。

「湖を眺めてたの、聖。裸足も気持ちいいものよ。」

若い執事・聖は困った顔をし、女主を見つめた。

「やはり、あの方をお探しですか?」

そう、窓に手をかけ私の前から消えてしまった愛しい人は、
湖に落ちたはずなのに見つからない。

本当に消えてしまったのだろうか?
残ったのは琥珀色のピアスだけで。


「私では駄目ですか、代わりになれませんか?」
執事は後ろから女主をそっと抱きしめ、長年の思いを告げる。


愛しい人が帰ってくるまで、
試してみるのもいいかもしれない。


貴方は私を落とせるのかしら?

それとも、
それまでの暇つぶしになるのかしら。





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はい、やっと鳥籠続編が書けました!
ちょっと作風が変わったかな。
最近暗くなくなってるような・・・・?

それでも、明るいお話ではありませんね。
零クンの話は書くかどうかは分かりません。
ご想像にお任せするのが一番いいのでは。

これ読んで、鳥籠のイメージ崩れたかな?
どうでしょうか?

書かないほうが綺麗だったかもしれないね(泣)

瑛香サンメインでした。
最初語りすぎ。でも、そうじゃないと長くなるんだよ(汗)

最後のほうの聖(ひじり)サマ、
美夜音の予想としては、
黒髪、ちょっと長くてウエーブっぽい髪型で、
涼しげな表情の美少年なんだ。
と言っても、聖さんも瑛香サンと似たような年齢ですよ!
イメージ元はヴァンパイア騎士の、枢さまvvv